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歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、睡眠中・日中のストレスや緊張が原因で発生することが多く、日本人の約2割が夜間に歯ぎしりをしていると言われています。これらの症状は自覚しにくく、多くの人はご家族やパートナーからの指摘、朝の顎の痛みで気づきます。歯科医師の診察で歯がすり減っていたり、亀裂を確認できたりするほか、舌や頬に食いしばった痕跡が見られることがあります。歯ぎしりや食いしばりが続くと周囲の筋肉が緊張し、頭痛や肩こり、顎関節や顔面の痛みも引き起こされることがあります。

歯ぎしり・食いしばりの治療法

マウスピースの作製

歯ぎしりや食いしばりから歯を保護するためには、就寝時にオーダーメイドのマウスピースを装着する方法が効果的です。市販のマウスピースもありますが、歯科医院で歯並びに合ったものを作製することが重要です。適切なマウスピースの使用によって、歯ぎしりや食いしばりによる歯や顎への負担を効果的に抑えることができます。このオーダーメイドのマウスピースは、精密なフィット感を提供し、より高い保護効果を発揮します。

かみ合わせ治療

かみ合わせ治療も歯ぎしりや食いしばりの症状緩和に役立ちます。歯ぎしりや食いしばりが噛み合わせの問題に関連している場合、噛み合わせの調整によって症状が緩和されることがあります。特に、頭痛や肩こり、腰痛などの全身症状も併発している場合、かみ合わせの異常が原因である可能性が高いです。歯科医師による適切なかみ合わせの調整を受けることで、これらの症状を緩和し、全体的な健康状態を改善することが期待できます。

スポーツマウスピースの作製

かつてスポーツマウスガードは、主に格闘技など一部のスポーツで使用されるものでした。しかし、現在ではプロ・アマチュアを問わず、さまざまなスポーツでスポーツマウスガードが使用されています。これは、安全性と安心感を高めるためです。スポーツ中の外傷や衝撃は、年齢や競技レベルに関係なく発生するため、お子様から大人、初心者からトップアマ・プロまで、幅広い層にスポーツマウスガードの使用が義務化または推奨されています。スポーツマウスガードは、外部からの衝撃を吸収し、歯や口腔内の損傷を防ぐ役割を果たします。例えば、サッカーやバスケットボール、ラグビーなどの接触スポーツでは、顔面への衝撃が頻繁に発生するため、スポーツマウスガードの装着が特に重要です。また、テニスや野球など、一見すると接触が少ないスポーツでも、不意の転倒やボールの衝突による事故が起こり得るため、マウスガードの使用は大いに役立ちます。

フィット感に優れるため効果が高い

市販の既製品のスポーツマウスガードでも一定の効果は期待できますが、型取りをして作製するわけではないため、歯との隙間が生じたり、歯を完全に覆えなかったりすることがあります。これに対して、歯科医院で作るオーダーメイドのスポーツマウスガードは、患者様の歯並びにぴったりと合うように型取りを行うため、隙間がなく、しっかりと歯を覆います。これにより、外傷や衝撃からお口を守る効果が最大限に発揮され、歯のすり減りも予防できます。

かみ合わせを補正することができる

歯科医院では、かみ合わせを矯正するために噛み合わせを分析してスポーツマウスガードを作製します。これにより、安全性が高まるだけでなく、集中力や運動能力の向上も期待できます。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に何度も呼吸が止まる状態を繰り返す病気です。具体的には、睡眠1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数が5回以上で、いびきや夜間の頻尿、昼間の強い眠気、起床時の頭痛、疲労感、倦怠感などの症状が伴う場合、内科や耳鼻咽喉科でSASと診断されます。SASは、全身の健康に悪影響を及ぼします。例えば、高血圧の原因となり、心筋梗塞や脳梗塞などの心血管系および脳血管系の病気のリスクを増加させます。また、糖尿病の発症リスクも高まります。精神的にも不安定になりやすく、長期間にわたって放置すると、うつ病などの精神疾患を引き起こすこともありますので、注意が必要です。

ソムノデントMAS(自由診療)

ソムノメッド社の上下顎分離型のオーラルアプライアンス(OA)は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療において、装着時の顎の動きを抑制しながらも自由に口を開けることができるように設計されています。睡眠時無呼吸症候群ソムノメッド社認定歯科医師の院長が担当しますので、ご安心ください。